これからの音楽教育に一番大切なこと
- kanakitagawa1011
- 6月23日
- 読了時間: 4分
音楽を理解するために、一番必要なものって何でしょうか?
ピアノを弾けるようになる、楽譜を読めるようになる。という事が多くのピアノ学習者の願いであると思います。それはとても大切なことだと私も思います。
でも、それ以前に、私は、音楽は「心と体で感じて」「脳が喜んで感じるもの」だと認識しています。音楽を聴くと、なぜ人は感動したり楽しくなったり、悲しくなったりするのでしょうか。・・・それは、音楽を「感じようとする心と体が前提にある」からです。
そう、この「音楽を感じられる心と体」を育てていくのが、私たち音楽教室講師の「心臓部」とも言える大切な仕事だと思っています。
一生涯、その人の人生にやさしく寄り添って、どんな時にも大親友のように慰め、励まし、心を浄化させてくれて、楽しませてくれるように。。。
では、音楽を学ぶ人にとっての障害物は、何でしょう?
例えば、ピアノを習い始めた多くの人が一番つまづくのは「リズム感」です。
リズムとは、音楽の3要素「メロディ・リズム・ハーモニー」の中でも最も大切な、音楽になくてはならないものですよね。
ピアノという楽器はそもそも、鍵盤が横並びになっていて、音の高さや音の幅が感じられない、楽器の中でも音楽を感じにくい楽器となっています。
私がいつも生徒さんに言っているのは、「音の空間を感じる」ことです。
タテやヨコ(音と音の距離のことを「音程」と言います)、斜めや前、後ろ(音楽を始める直前の❝準備❞であるアナクルーシス)は、ただ鍵盤を眺めて弾いているだけでは感じ取ることが出来ません。
そこで、スイスの作曲家・和声の音楽教師をしていたダルクローズが世界に広めた「リトミック」の力に着目しました。
彼は、「音楽は❝頭の中で❞考えるのではなく、❝心の中❞で感じられるようにする」と言いました。心で感じるとは、「内的感覚」と言い、音楽の持つ「拍子」、「拍」、「音程」、「リズム」、「和声」、「フレーズ」、「アナクルーシス(準備)」、「クルーシス(リズムを打つ打点)」、「メタクルーシス(打点からの解放:余韻)」を❝体の内側❞から感じることです。
楽譜を読む力は、リトミックをした後で読譜のための全く別のレッスンをすると自然と身についていき、驚くほどスムーズにピアノへと導入していくことが出来ます。
また、ダルクローズは「全身の筋肉感覚でまずは体験しよう」と生徒さんたちに言ったそうです。「音楽は❝体験❞して吸収する」というのが、彼のやり方であり、その音楽教育法はヨーロッパのみならずアメリカや世界中に広まりました。
そして、彼の直弟子であった板野平先生からはじめ、黒柳徹子さんの通うトモエ学園の校長先生だった小林宗作先生が日本の幼児教育にリトミックを広めていきました。
「動きと音楽」。彼は、リトミックをして「自己表現力」や「心の解放」をすることを大切にしていました。
今現在、ピアノを独学か、または習っていて「リズム感がなかなか身につかない」、「ピアノって難しい」と感じている方は、一度当教室の体験レッスンを受けてみませんか?
ダルクローズ・リトミックをピアノの導入に、講師がオリジナルに編み出した「目的別指導法」で、難しいリズムも「カンタンに、楽しく」身についていきます。
その他、ピアノの事について等お気軽に問い合わせフォームまでお問合せ下さい♪
コラム:ダルクローズとリトミック
エミール・ジャック=ダルクローズは、音楽教育における重要な人物であり、彼が提唱した「リトミック」は、音楽と動きを結びつける教育法として世界中に広まりました。リトミックは、音楽のリズム、メロディ、ハーモニーを体感しながら学ぶことを目的としています。
リトミックの特徴
身体表現: 音楽に合わせて身体を動かすことで、音楽の感覚を深めます。
即興性: 自由な表現を促し、創造力を育てます。
社会性: グループでの活動を通じて、協調性やコミュニケーション能力を養います。
感情表現: 音楽を通じて感情を表現し、感受性を高めます。
リトミックの教育的効果
リトミックは、特に幼児教育において多くの利点があります。音楽を通じての学びは、子どもたちの発達において以下のような効果が期待されます:
言語能力の向上
運動能力の発達
集中力や注意力の向上
社会性の育成
リトミックの普及
ダルクローズのリトミックは、教育機関や音楽学校で広く採用されており、世界中の教育者によって実践されています。特に幼稚園や保育園での導入が進んでおり、音楽教育の一環として重要視されています。
まとめ
ダルクローズが提唱したリトミックは、音楽と身体の調和を重視した教育法であり、子どもたちの成長に多大な影響を与えています。その理念は今なお多くの教育現場で受け継がれ、発展し続けています。

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